HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2018年度『受入』

  • 氏名:CHOI JIWON [ 韓国 ]

  • 受入期間:2018年04月01日 ~ 2019年02月08日
  • 受入大学:神戸親和大学
  • 在籍大学:ソウル女子大学校


留学のきっかけ、目的

実際に、その現場に飛び込んでみなければ分からない物があります。韓国の「情」という独特な情感を、辞書を調べるだけでは理解できないことがその例の一つです。

私は日語日文を専門にし、翻訳者を目指して勉強しております。私の中でよい翻訳者という者は、その言語だけではなく文化も正しく詳しく理解している人です。だからこそ、日本で地元の人たちと話し合って、その日常の匂いを嗅ぐことがとても必要とされると思います。それて、日本での留学を心から強く決めました。

一国の文化とイデオロギー、そして歴史。これらは当代の文学作品によく反映されているだろうと思います。しかし、その作品は他国の言葉で翻訳されるうちに、そのようなものは色を失ったりとても薄くなってしまいます。

以上の理由から、私は神戸親和女子大学で、日本人の目で見た文学を日本語で習いながら、その中身を見る目を自分のものにするつもりです。これは日本の言語や文化を理解するのに役に立つ上、立派な翻訳者への素地になることを信じて疑いません。

留学中の体験

日本に交換留学生として来てもう半年も過ぎた。半年間いろいろな体験をして、目標とするいい翻訳者に一歩進んだ気がする。

学校のいろいろなプログラムのおかげで私の日本語能力は以前よりすごく向上したし、そのプログラムで様々な国の友達もたくさんできた。
そのプログラムの中で一番記憶に残るものがある。それは日本でインターンシップをしたことだ。
インターンとして働いた会社は映像を作る会社で、日本の文化を外国の方々に紹介する映像を作るプロジェクトをしていた。
会社ではインターン生にこのプロジェクトの映像を企画し、制作に参加する機会を与えてくれた。制作した映像は会社YouTubeチャンネルに載せられた。本当にいい機会だった。
二週間の短いインターン生活だったが、このインターンシップで日本の会社はどのような雰囲気なのか体験できたし、それだけでなく映像制作の過程も体験できた。
日本に交換留学しなかったら、体験できなったと思う。

今後もこのような機会ができたら積極的に参加したい。残った時間も一生懸命勉強して、体験し、夢に向って進みたい。

留学の成果、将来の目標

慣れている場所から離れ、新しい場所へ行ってみることは、その場所がどこであれ非常に素晴らしい勉強になる。特に留学がそうである。
無論、旅行も様々な勉強へのきっかけとなれる。しかし、母国語ではない言語を使わなければいけない状況が極端に増え、長期的生活を始めることにより、今まで気づけなかった当然なものから勉強が始められる留学とは違うと言えるであろう。

その代表的な例として、コミュニケーションがある。どれだけ言語の実力が良いとしても、必ず壁にぶつかることになる。電話をかけること、注文すること、道を尋ねることなど、日常にかかわることがほとんどである。
しかしこのような壁を乗り越えさえすれば、知らなかったことは自分のものになり、より広い世界が見え始める。言語的にも精神的にも成長する自分がいるのである。

留学は何のため行われているのであろう。
単純に言語を学ぶためと思っていた自分は、もう成長してそう思わない。そう、人間としてさらに成長するためなのだ。