HUMAP  兵庫・アジア太平洋大学間ネットワーク Hyogo University Mobility in Asia and the Pacific

2023年度『派遣』

  • 氏名:市位 玲空 [ 日本 ]

  • 受入期間:2024年03月01日 ~ 2024年12月31日
  • 受入大学:朝鮮大学校
  • 在籍大学:神戸学院大学


留学のきっかけ、目的

 私が韓国への留学を志したのは高校生からです。幼少期から親の影響もあり、韓国ドラマやK-POPと触れ合う機会がたくさんありました。この頃から、ハングルという文字はとても不思議な文字で、日本語とローマ字しか読めない当時の私はとても面白く感じ、CDで韓国語の曲を聴きながらハングルの文字を読み、「この文字はこのように読むんだと~」と独学ながら勉強していました。そうするうちに「韓国」という国に強い興味を持つとともに、留学してみたいという感情を少しながら抱きました。そして高校生の時に進路を考えるときに、留学をするうえで一番優遇がよく、自分の学部の勉強を韓国でも学ぶことができるという理由で、現在在籍している神戸学院大学への進学を決意しました。そのころから「韓国留学」が目的となり、学内で奨学金を貰える条件の資格を目標に勉強を頑張り、私の青春は「韓国」と一緒でした。
 私が韓国留学をする目的の一つ目は、私の夢の「日本語教師になること」を実現するためです。韓国で日本語教師を目指しているため、もちろん教えることができるレベルの韓国語が必要です。韓国語を話せなくても、教師をすることは可能ではあると思いますが、生徒により正確に、わかりやすく日本語を教えるためには、その国の言語で教えることが重要であると思います。そのためには、現地でしっかりとした発音などを学び、日本では学ぶことができないことを学び、自分の夢につなげたいと思います。
 二つ目の目的は、韓国のことをもっと知りたいからです。日本の隣国に位置し、日本と最も似ている国と言われていますが文化を始め、国民性などまったく違うと思います。また日本とも歴史的にも色々あり、現在も政治的に揉めていることがたくさんあると思います。今までは日本という立場からの一面的な視点から物事を見ていましたが、留学し現地の人の話を聞いたりニュースを見たりすると、これまでとは違う別の視点からの見方をすることができると思います。
 また個人的な趣味の目的として韓国の野球場をすべて周りたいです。韓国野球が好きなので、10か月のうちにすべての球場に行けたらいいなと思います。
 この留学がゴール地点ではなく、やっとスタートラインに立てたと考えています。未知の土地で、慣れないことや想定もできないことが沢山起こると思いますが、それも最後にはいい思い出になると思って頑張りたいです。

留学中の体験

 留学生活が6か月を迎えました。6か月間という期間は長いようで短くあっという間に時間が過ぎました。学業面として前期は学部の授業を二つ、韓国語の授業を一つ、教養の授業を一つ受けていました。私は法学部なので法律の授業を聞きましたが法律は日本と似ていることが多く、予習、復習をすれば何とかついていけました。韓国語の授業では語彙の勉強をしましたが、習ったことのない単語が沢山出てきてとても勉強になりました。
 生活面では韓国の食事がとても美味しく体重が増えたように感じます。しかし、日本では食べることのできない美味しい韓国料理が沢山あるので、これも勉強だと思って沢山食べて帰ろうと思います。語学力に関しては、韓国ドラマを韓国語字幕ありで見ることができるようになりリスニングが大幅に伸びたと思います。スピーキングに関しては友達と普通に会話ができる程度になり、生活するうえで困ることはなくなったように感じます。しかし、韓国語はオノマトペや形容詞の種類が日本語に比べとても多いのでもっとたくさんの単語を学び、話にもっと花を咲かせられるように頑張りたいです。また、大学ではテニスサークルに入り大会に向けて練習に励みました。サークルでたまに行われる飲み会では韓国の酒文化に少しびっくりすることもありましたがとても楽しい時間でした。個人的な目標であった「韓国にある野球場に全部行く」という目標は現在9か所のうち5か所まで達成できました。残りの4か所は少し遠いところにありますが、12月までに全部制覇できるよう日程を決めたいと思います。

留学の成果、将来の目標