私は高校生の時に、言語を覚えることが他の人より早いということに気付きました。そして、それが自分の特性と考えて、大学では言語を学ぶことにしました。どの言語にするか悩んでいる時に、YouTubeで日本に関する動画を見つけ、その後、毎日、日本に関する動画を見るようになりました。そのことがきっかけで、日本語や日本の生活にも興味を持つようになり、大学で日本語を勉強することにしました。
私は大学に入学してから日本語の勉強を始め、約2年半間が経とうとしていますが、まだ私の日本語能力は十分とは言えませんし、日本の社会に関する知識も足りません。そのため、私は日本への留学を強く希望するようになりました。
私は日本への留学を通じて、専攻している日本語能力を向上させるのと同時に、正しい日本語を身に付けたいと考えています。日本に留学している間、日本人をはじめとして他の留学生とも積極的に交流して、数多くの日本語と生きた日本語の使い方を学びたいと思います。
HUMAP奨学金を受給してから5ヶ月になります。おかげで、金銭的な問題を心配することなく、留学することができています。自分の留学生としての日本の生活はまるで夢のようです。兵庫県に来て神戸を探索する機会があり、国内最高の牛肉や国際色豊かな港町であるだけでなく、イチゴケーキやコーヒーでも有名であることを知りました。すばらしい体験を通して日々、日本の心と文化を探求しています。
この留学を生かして、神戸以外にも旅行しました。最も印象を受けた旅は1泊2日間の広島への一人旅です。土砂降りの雨、青春18きっぷを買って、JRを5回乗り換えることはとびきりドキドキする旅行でした。旅行を通じ、たくさんの新しい友達ができました。岡山の乗り換える駅で会ったミカさんは広島まで連れて行ってくれ、広島だけでなく、岡山、倉敷などの広島の付近についてのことを教えてくれました。翌日、弥山天文台で71歳の一人旅のツキサナさんに会いました。少しだけおしゃべりましたが、彼の言葉が一番励みになっています。私は天気について不平を言い、すべてがうまくいかない最大の理由は私が不運な人だと愚痴をこぼしました。その時、「ただの悪い日というだけで、悪い人生なわけはないよ」と彼は言いました。その言葉を聞いた途端、思わず涙が出そうになりました。彼らにもう1度、会うことはなくても思い出は私の心に永遠に残るはずです。途中、諦めようと思った瞬間もありましたが、最後まで旅を続けてよかったと思っています。
今までの人生の中で広島の一人旅ほど、楽しく意味のあるものはありませんでした。この旅は多くのことを教えてくれ、自分自身をより良い方向に変えてくれ、以前より責任感をもたせてくれました。HUMAP奨学金が、将来の自分になりたい人間像を模索したり、新しいことに挑戦したり、自分自身が良くなるように努力する機会を与えてくれていると思います。
この1年間の日本留学は、まるで夢の中にいるようでした。私にとって、神戸での留学は学校で得た知識以上に、日常生活から学んだ知識が大切だということを感じた1年でした。
私は留学中、色々な国の友達を作り日本での経験をシェアしました。彼らと日本での体験から学んだことについて、意見を述べたり分析したりすることで、私の世界観の見方が大きく変わりました。このHUMAP奨学金のおかげで、私は人々と出会ったり、話したり、聞いたりすることで、日本という国を自分自身の肌を通して感じることができ、自分の経験として変換できるようになりました。日本での留学生活のおかげで、本やテレビやインターネットでは伝わってこない知らない日本のことを知ることができました。このように、日本を知れば知るほど日本が好きになっていきます。
私は将来、大学院生として日本、または、神戸松蔭に戻ることを目指したいと思います。