知己識彼 相得益彰
自分と隣国のことを知り、学びあいを通して、互いに磨いて成長していく。
I’m very grateful to HORN project, to have had 3 weeks stay in Hyogo. I had the chance to hear from childcares directly, deeply/truly study the attitudes of ECE institutions’ parents on disaster prevention. The mutual exchange of views between Taiwan and Japan will actively promote the SDGs achievimen for the twenty-first century.
今回の「就学前教育における幼児・保護者を含む防災教育に関する教育・保育内容の開発と実践および効果検証」プロジェクトは収穫の多いものとなりました。経費を支援いただいたHYOGO EARTHQUAKE MEMORIAL 21ST CENTURY RESEARCH INSTITUTE (HEM21)、また人的支援・配慮をくださった兵庫教育大学に感謝します。
一ヶ月の訪問滞在予定でしたが、台風21号のため、出発は1週間延期となり、滞在期間は3週間(9月11日―10月3日)となってしまいました。この滞在時期においても台湾と日本ともに複数の台風、豪雨災害に遭遇し、自然の恐ろしさとそれに対する人々の生きる知恵を知ることができました。また、一地球市民として、教育者としてそれに即した行動および次の世代に伝える防・減災教育の必要性を改めて考えさせられました。
9月15、22および27日、下記の3回の講演会を通して、研究者、学校教育現場にいる方々や学童保育支援員の方々とふれあい、いい交流ができたことにありがたく思います。
9月15日 大阪市梅田にて。講題:乳幼児期のESD―防災教育と中心に
9月22日 神戸ハーバーランドキャンパスにて。講題:防災教育の連携のあり方―SDGsを踏まえて
9月27日 兵庫教育大学子育て支援室 GENKIにて。講題:親子の防災 ―親の心、子の心、保育者のこころ
それぞれの会場で日本の方々が真剣に台湾の話聞いてくれ、また質疑を通して、日・台双方の防・減災力向上に繋がりました。様々な新しいアイディアを得ることができました。例えば9月27日の親子の防災研修会では、会場の皆さんが親子防災アイディアを出し合い、子育て支援ルームが同時に2人の子どもをおんぶして避難する仕方を披露されました。私だけでなく、会場にいる日本の保育者でさえ知らなかった人もいました。若いお母さんまた保育者にとって大変役立つ情報でした。
常に自然の不思議さに目を向け、周りの人の経験に耳を傾け、学んでいく必要性を意識しました。
研究者や教員育成者の立場から、こうしたじっくりした交流や、日々の兵庫での滞在経験は、貴重だと思います。加東市で学生たちのキャンパス生活、大学の雰囲気にたっぷり浸りながら、日本人の防・減災教育観を理解し、そして台湾の次世代防・減災教育推進に、多くの啓発をいただきました。
キンモクセイのいい香り、うるさいほどの虫や鳥の鳴き声、そして大学会館の日替わりランチ、ヘルシー定食など、もうすでに加東キャンパスを懐かしく思っています。私が勤めている台北教育大学はキンモクセイもグラウンドもありますが、自然の恵みよりは、人や車がうんざりするほどあふれています。
私は兵庫教育大学でたくさん触発されました。次は台北で兵庫の方々をお待ちしています。