兵庫県立大学応用化学科の遊佐博士に招待していただいた。我々は2017年から間共同研究を行っている。この共同研究をさらに発展することが来日の目的である。
研究成果
期間中に次の実験を行った。
1. 我々はMgOナノ粒子を生体適合性のカチオン性ランダム共重合体でカプセル化し、その最適条件に関する研究を行った。ポリマーによるMgOナノ粒子被覆の効果を確認するために、さらにいくつかの実験が必要となる。2018年末までに研究論文を投稿する予定。
2. 我々は、MgOナノ粒子表面にビニル基を導入し、生体適合性モノマーであるMPCを重合することでMGOナノ粒子表面へのMPCポリマーのグラフトを試みた。さまざまな測定結果から、ナノ粒子表面へのポリマーのグラフトを確認した。今後さらなる検証実験を行う。2019年までには研究論文を投稿する予定である。
教育について
2018年6月4日(月):兵庫県立大書写キャンパスにて「マレーシア文化」という講義を行った。
2018年6月13日(水):兵庫県立大書写キャンパスにて「マレーシア文化」という講義を行った。
2018年6月20日(水):兵庫県立大書写キャンパスにて「II型糖尿病治療に用いるMgOの合成と送達」というタイトルで講演会を行った。
2018年6月21日(木):兵庫県立大書写キャンパスにて「マレーシア文化」という講義を行った。
短期の滞在中に研究および教育面において、多大な成果が得られた。この機会は受け入れ教員および、その他多くのスタッフによる非常に熱心なサポートにより成し遂げられた。今回得られた結果により、今後さらに強力な共同研究の関係性を強化できる。このような素晴らしい機会を与えていただきましたHORNに感謝いたします。